きよしろうとBECK

ものすご~く今更の話題。きよしろう。たくさんの人が自分自身の思い出に浸りながらブログを書いただろうけど。
告別式、竹中直人のスピーチはなんだか芝居掛かっていてちょっとひいたけど、ヒロトの素朴なスピーチは泣けた。
RCセクセションを初めて聴いたのは中学生の時。
ちょうどミスチルの沖縄初ライブ。アンコールで雨上りの夜空にをやっていた。
もちろんその時は誰の歌かなんて知らなくて、なんだか面白い歌だなぁという記憶しか残ってない。
そのライブの後、教育実習に来ていた大学生(長髪だったなぁ)のギタリストと仲良くなり、彼の家へ遊びに行ってギターに触らせてもらった。
「なんか楽譜をあげるよ」ということになり、貰ったのが「雨上りの夜空に」の楽譜だった。
「これ、こないだミスチルがアンコールでやってた曲だよ」と教えられ、その場で本物のCDを聴いた。その頃はロックらしいロックを聴く前だったけれど、なんとなく「かっこい~!」と感じた。
その後、本格的にギター教室に通い始め、初めてのエレキギターを手にした。
マーシーに憧れてブルーハーツのギターソロを弾きたいと思って入ったギター教室。教室名が「ムー」というのも、おっさん先生がヒッピーみたいだったのもご愛嬌。併設の古本屋では昔のバンドスコアやレコード、そしてなぜか雑誌「ムー」のバックナンバーがたくさんあったっけ。
早くブルーハーツが弾きたくてうずうずしていたのに、課題曲はいつも昔のロックやブルースばかり。最初は不満に思っていたけれど、そのうちそのかっこ良さに気づいて、CDを借りまくって聴いていた。
少しずつギターに慣れ始めると、ここぞとばかりにジミヘンのリフ(といってもエクスペリエンス時代の簡単なもの)を習ったり、「これでブルースに慣れろ!」と言われてマディウォーターズのカセットテープを借りたり。
ペンタトニックとかスケールとかコード進行とかが様になってくると、なんとなく気分でソロが弾けるようになって嬉しかったなぁ。
あの当時は全てが新鮮で、あるバンドを聞き始めるとそのバンドが影響を受けたバンドや仲の良いバンドが気になってそこにも手を出し、その繰り返し。どんどんどんどん知識が広がっていく感じ。
小学校から得意だった音楽の授業。期末テストですぐに回答し終わって、裏に「3大ギタリスト・ロック史の変遷」というタイトルでヤードバーズから始まる系譜を書いたっけ。
邦楽も邦楽で、フォークも歌謡曲も聴けばシーナ&ロケッツやスターリンなんかまで聴いては、毎日ウォークマンに夢中。そんな中でRCに再会した。
レンタルしてきたライブ盤。じいちゃんの家で大音量で聴いていたら怒られたけど、今でもそのときの記憶が残ってる。「どかどかうるさいロックンロールバンドさ~」とか、「へいチャボ!」とか、歌声もMCも、やたら覚えている。その後ギターで「雨上りの夜空に」を弾いたっけ。
結局そのCDを録音したMDは引越しでどこかにいってしまったけど、きよしろうのニュースを知って思い出したのはそのCDと、そしてあの頃の自分だった。
月日は15年以上も流れて、あれだけ熱くなっていたギターやベースも今や居場所がなくベッドの下で埃をかぶっている。ブルーハーツはハイロウズを経てクロマニョンズになり、相変わらずヒロトとマーシーは仲良くライブをしている。ミッシェルガンエレファントは解散ライブを運良く見ることができたけど、考えてみるとあれ以来、ライブらしいライブに行ってないかもしれない。バンドを頑張っていた周りの友人たちも、皆社会に出て頑張っている。
自分自身の音楽に対する情熱は失ってしまったのかなぁと思ったこともあったけれど、やっぱり仕事で移動中はMP3プレーヤーで何の曲を聴こうかワクワクするし、音楽を聴きながらだったら数キロくらい歩いたって平気だ。
でも、バンドをやっていたときのように無意識にベースラインを追うこともなくなったし、新譜が待ち遠しいという感覚もあまり持てなくなっているのは変化なのかもしれない。
便利な世の中で、GOOGLEで検索すれば無料できよしろうのライブ映像を見ることができる。貴重な井上陽水とのコラボも普通に見れる。でももう居ないんだなぁ。
結局、生で見る機会は無かった。ファンといえるほど好きでもなかった。でもやっぱり悲しい。忌野清志郎は、自分にとってそんな存在でした。ありがとう。
最後に余談を。
昔のマガジンでデスペラードっていうバンドの漫画があって、結構展開が強引だったりしたけれど、記憶には残る漫画だった。その漫画にきよしろうソックリさんが出てきて主人公達を励ますシーンをやたら思い出した。
そんなこんなで、「このタイミングでBECKが読みたい」と思って、先週末で全巻読破。筆者の力でとても面白いんだけど、なんとな~くデスペラードとかぶる部分もあるよなあ。傷だらけのギターとか。
久々にスタジオで思いっきりベースを弾きたいなぁと思った今日この頃でした。

蒲田行進曲

5月5日。こどもの日。
15時半、蒲田の地を踏む。
以前勤めていた会社のお得意先がこの地にあったので何度か訪れたことはあるが、なんだかんだ一年以上振りである。
15時45分、これまたほぼ一年ぶりにY本氏に会う。前回は確か岩手に住む先輩・丈Tが東京に来た時に飯田橋の居酒屋で会った。
そんなY本氏が結婚していたことを知ったのはつい最近。今日はその細君が企画した蒲田巡りを行うのだ。
16時過ぎ、Y本夫妻と共に3人で、目的地である蒲田温泉に到着。外は結構な雨模様である。「はじまりはいつも雨」、ASKAな気分。
雨に濡れて少々体も冷えたところで、赤のアーチがなんともいえぬ慕情を誘う温泉の中へ。既に二階では歌謡ショーが始まっているようで、かすかに歌声が聞こえてくる。なんか昭和だ。
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さっそくY本氏と共に男湯へ。客層はやはり老人が多いが、20~30代の男性もまばらだが居る。まずは体を洗い、蒲田温泉名物の真っ黒な湯に浸かる。熱めと温めがあるので温めに浸かるも、水温は43度であっという間に体が熱くなる。
体を冷ます間もなく、なぜかサウナへ。更に体が熱くなる。そして10分耐えて汗だくになった後は菖蒲湯へ。さすが温泉素人。ペース配分がわかっていない。
そもそも、沖縄人は温泉慣れしていない。何せ自宅の湯船に浸かることもまれで、ほとんどはシャワーで済ましてしまうのだ。そんな状況なので、個人的にも温泉はほとんど経験が無く、ましてや町の銭湯などほとんど無い。
(高校生の頃は部活帰りに帰り道にある小さな銭湯に通っていた頃もあったが、あくまで“銭湯”であり、湯船しかない銭湯だった)
そんなこんなで、最初の10分で既にのぼせ気味になってしまった。少し体を冷ませようとシャワーで冷水を頭に浴びるも頭痛は治まらない。5分ほどそれを繰り返してようやく良くなった。
次に狙うは“電気風呂”である。入った瞬間、エレキテルの刺激が体中を駆け巡る。何とか腰を下ろすも、持病である腰に違和感が。でもその違和感、なんだか懐かしい感じ。高校時代にバスケ部で腰を痛め、しばらく治療に通っていた頃の電気治療を思い出した。
腰は腰でいい感じなのかもしれないが、腕を湯の中に浸けるとひじをぶつけた時のビリビリがMAXな感じで駆け巡るので下ろせず、そうしているうちにふくらはぎが攣りそうになったので慌てて“電気風呂”を出ることにした。
結局落ち着くのは菖蒲湯だった。水温もちょうど良い。5分ほど菖蒲湯を満喫したあと、同じくのぼせ気味になったY本氏と共に上がり、1階の待合室で風呂上りのビールを楽しむ。う~む、ポカポカの体にキンキンのビールが染み渡って旨い。
その後はY本氏の細君が上がるのを待ち、3人揃ったところで蒲田温泉を後に。テーマ曲がCDで販売もしている“蒲田温泉”、雰囲気も含めてなかなか侮りがたし! 昭和を感じながら心地よい時間を過ごしたい方は、ぜひ蒲田へ。
さて終盤戦。蒲田温泉を後にして約10分。京急蒲田駅そばの餃子専門店“ イ尓 好”(ニーハオ)の新館へ。この餃子店、元祖羽付き餃子として有名という。Y本氏の細君が師と仰ぐ泉麻人氏も“キリンビール大学”内にて訪れた店という。
個人的には餃子を食べるためだけに何度も宇都宮に足を運び、池袋の餃子スタジアムにも足繁く通うほど餃子好きなので、そういう話を聞くだけで垂涎もの。ワクワクしながらお店へ。
お店は18時開店。5分ほど早く着いてしまったので、入れるか心配しながらお店のドアを開けると、なんとほぼ満席。開店時間前なのに満席とは、あらゆる意味で恐るべし!
一番奥の席に通されると、なんだか微妙に照明が暗い。その薄暗さと数席を陣取っていた学生サークルが醸し出す喧騒があいまって、中国っぽさを演出している。なんだかいい感じ。
まずはキリンビールで乾杯。そして焼き餃子に水餃子、蒸し餃子に揚げ餃子が到着。どれもウマイ!
奇をてらうわけでもなく、本当にオーソドックスの味ながら、宇都宮のそれとは一線を画す味。その秘密はもっちり感がたまらない自家製の皮にある。そして元祖の名に恥じない“羽根付き”のカリカリ感もたまらない。うん、うまい。ビールが進む。
そのうまい餃子を酒の肴に、結局22時くらいまでの4時間も楽しんでしまった。
本日初めて会ったY本氏の細君は、音楽も含めて独自のセンスを持っていて、会話をしていてとても面白かった。Y本氏とお似合いのカップルだと率直に感じた。
次もまた東京のどこかに、共に遊びに行きたいと思う。
最後におまけで蒲田のカーネルサンダース公を。こどもの日限定。
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連休は自宅でのんびり リターンズ?

ほぼ一年間ブログを書いていなかったので、ちょっと下に昨年の連休の記事がある。
こないだ「去年の連休って何してたかまったく記憶がないなぁ」って思ってブログを見たら、ほとんど何もしていないことがわかった。
で、今年。
4/29は家で今更やっている「龍が如く2」を最終章まで進めたくらい。
5/2はお昼に親父、夕方からは妹といとこが来訪して“家焼肉”。
昨日5/3は少しだけ遠出して、妻方の実家へ。
実家に行く前には、橋本で一人ぶらつく時間があったのだけれど、以前ほど物欲が無くなったことにびっくり。
古着屋や雑貨屋、靴屋、CDショップ、ブックオフなどをぶらついたけれど、結局買ったのはブックオフで文庫本を3冊のみ。
以前だったら服やら雑貨やら色々と買ってしまっていたはずなのに。
まぁその理由は「お小遣い制」なので衝動買いができなくなったということと、服に関しては自分の理想体重をかなりオーバーしている現状なので、この状態で服を買っても後で無駄になる(=痩せるから)と思い込みたい一心で、仕事上必要なビジネススーツ関連以外はここ一年近くほとんど購入する気が起きないから。
で結局は月一回くらいで良いお酒を買ったり、今回のように古本をちょこちょこ買ったり。ほんとそのくらい。
その分お金を貯めてくれるので、年に一回の沖縄旅行や、数回はどこかしらに旅行できるのだけれど。
それが、結婚して二年経った中での変化かなと思う。
連休の話に戻ると、今日は午前中から仕事の打ち合わせをしていて、あとは家でのんびりになりそう。
明日は久々に会う大学の先輩Y本さんと共に蒲田へ出かける予定なので、連休の思い出はそれくらいになりそうな予感。
だって、連休はどこも混むもの・・・というのが出不精の言い訳。
話は変わって先月末、東急目黒線の不動前駅にある「かすり」というお店が閉店を迎えた。
このお店はうちの上司(現・新会社の社長)が昔から行きつけだった店で、なんと言っても日本酒が名物。
全国の酒蔵を回った大将が、「銘柄にこだわらない・惑わせられない」をモットーに出す日本酒の数々。
なんとその店では銘柄の指定ができず、1杯700~1200円くらいまでの価格帯から値段を選んで注文。
そうすると、その人の体調や気分、食べているおつまみ、そして2杯目以降の場合はその前に飲んだドリンクを考慮して最適なお酒を出してくれるのだ。
しかもその出してくれるお酒は、大将が厳選して集めた日本酒を更に独自のブレンドや保存方法で作り出したものなのだ。つまりこの店でしか飲めない日本酒ということ。
その最終日、だめもとで会社帰りに同僚と顔を出してみると、運良く席が空いていたので、その偉大なるお店の最終日に至福の日本酒をいただくことができた。
出してくれた日本酒は、某プレミア日本酒のようにフルーティーで、2杯目はまるで紹興酒のような奥深い味の日本酒だった。その味を味わえたことは、お酒好きにとっては運の良いことだなぁと心から思ったのであった。
そう考えると、今年の連休は悪くない・・・のかも。

もはや恒例の

これまでの人生を振り返ってみると、家族旅行だったり受験日だったり、はたまたライブ前だったり。そんなときに限って体調を崩してきたような気がする。
ここ数年で思い返してみても、前の会社のクリスマスパーティーで出し物をするはずだったにも関わらずインフルエンザで寝込んでしまったり、自らが企画した仲間内の結婚おめでとうパーティーの前日に熱を出して寝込んだり、せっかくの年越しにも熱を出していたり。
こんな体たらくで、もはやうちの妻も慣れっこである。
そんなこんなで今年の冬はそれほど体調を崩すこともなく過ごせたぞと油断をしたのがいけなかった。
連休前に、もはや恒例の体調不良である。
思い返せば昨晩、寝る前に寒さを感じたのが思い当たる。その時は何も思わなかったが、朝起きてみるとお腹が猛烈に痛い。
少し下品な話になるけれど、これまでの人生で便通は自慢できるくらい非常に順調で、便秘や突然の下痢で困ることなどほぼ皆無だった。そんな慣れない体を容赦なく襲った腹痛。なんどトイレに行ってもおさまらない。
とはいえ会社に行かねばと向かい、ぎゅうぎゅうの中央線&山手線に揺られて会社に到着すると少しはおさまり、これは大丈夫と思っていたのだが・・・。
しばらくすると今度は寒気が。そしてお昼前には体温が上がってきているのを自覚。体もふらふらになってきたので、夕方に上がることに。
家に帰ってさっそくトイレとベッドの往復をしながら布団を数枚かぶって寝ること数時間。何とか回復の兆しを見せたところでこのブログを書いている。
この調子だと明日中にはだいぶ回復しそうなので、何とか連休には影響が出無そうだけれど、今更ながら間が悪すぎる自身の体調管理に呆れるしかないのであった。
余談だけれど、最近くじ運がそれなりにいいかもと自覚しつつある。
くじ運を使うのはほとんど焼酎関連だけれど、そのおかげで「森伊蔵」、「極上森伊蔵」、「川越」×2回、「百年の孤独」に当選し、昨日は「八幡」をゲット。この“くじ運”というか“酒運”というか、それを大切にしていきたいところだ。
ちなみに「八幡」は、これまでの人生で一度もくじに当たった記憶が無いといううちの妻が、何回目かの挑戦でついに当選したもの。実に一年近くの歳月が掛かった偉業(?)にも関わらず、当の本人は「初めて当たったけど別に自分が飲むものでもないしなぁ」という薄い反応・・・。でもまぁこれから運気向上で頑張って欲しいところ。
(当たったくじは3/1~3/2の当選確率なので、外し続けるほうが逆に凄いようなくじだったのだけれど、それはまた別の話)

初の海外!顛末記(日帰り)

ちょうど一ヶ月前、携わっているフリーペーパーの取材で、韓国に行ってきた。
韓国のソウル市内にある日本人旅行客向けのサウナサロンがスポンサーにつき、そのお店を取り上げるためだ。
とはいえスポンサーとはいっても、もともと繋がりのあった企業だったので、
その関係もあって広告料はほぼ原価分。なので当然取材費も節約。
ということで、同行スタッフの人件費を節約するために、日帰り取材を敢行することになったのであった。
個人的な話をすると、初の海外。(まあ元々沖縄出身なのでどこにいくにも“海外”だったわけだけれど)
このためにパスポートを取得し、少々不安と期待が入り混じった感情を持て余しながらネットで「初めての海外ガイド」などを閲覧。
税関ってどうするんだとか、韓国ウォンへの両替はどうしようとか・・・。
そんなこんなで当日。8時に成田空港の出発ロビーで同行スタッフと待ち合わせ。
成田空港自体も初めてなので念のために30分前には到着しようと、日暮里からスカイライナーで成田へ。
空港では10万ウォン分両替(そのときのレートで約8000円くらい)して準備万端。
そして特に問題も無く税関を抜けて、韓国へ出発!
まぁ海外とはいえ、飛行機のフライト時間は沖縄とほとんど変わらない。あっという間にソウルに到着。
そこで出迎えてくれる現地の担当者さんと合流。そのおっさん、日本語が怪しいくらいにうまい! でもどことなく胡散臭い。
確か出発前にうちの常務から「多分現地ではなんか胡散臭い人が出迎えてくれるよ」と言われていたが、確かに胡散臭い。
とはいえこの方には最後までとても親切に通訳・ガイドをしてもらい、キムチのお土産まで貰ったのだから、こういっては失礼だけれど。
さて韓国。正直パッと見は日本人も韓国人も分別がつかない。手配していただいた車に乗り込み、空港からソウル市街へ。
時間は既にお昼時。市内の焼肉屋さんで昼食をご馳走になることに。
その焼肉屋、日本人観光客向けと思われる怪しい日本語が至るところに貼られている。
「アサヒビーレ」とか「ウーロソ茶」とか突っ込みどころ満載だが気にしないことにする。
焼肉は、韓国でいうところの本場の「プルコギ」。味付けも焼き方も日本とはぜんぜん違う。
真ん中が盛り上がったプルコギ鍋(ジンギスカンに似ている?)の真ん中にタレに付けた薄切り肉を置き、鍋の下に落ちて溜まるタレをつどスプーンですくって肉にかける。そうしないと肉がすぐに焦げてしまう。
そうして焼いた肉も辛みそをつけてサンチュで巻いて食べる。うむ、旨い。ビールが飲みたくなったがここは我慢。
チゲやキムチなどもご馳走になり、結構満足の昼食となった。
そういえばビールで思い出した。出発のフライトで久々に機内食サービスを受けたとき、韓国人のCAさんに「お飲み物は?」と聞かれ、「水」と答えたら「ビール」が出てきた。朝っぱらからビールを飲むことになったのはご愛嬌。
ちなみにそのCAさん、若干発音がおかしくて、「コーヒーいかがですか?」という呼びかけがどう聞いても「コイいかがですか?」に聞こえ、「恋いかがですか?」と脳内変換して何かの脚本にネタとして使えるかしらんと一人ほくそえんでいた。
「恋いかがですか~?恋ありますよ。あたたかい恋いかがですか?」って売り歩いたら、なんだか面白そうなストーリーになりそう。
昼食後は早速サロンの取材。とはいえ女性専用サロンなので中に入れない。そこで例の怪しい通訳のおっさんと共に、姉妹店である男性も入れるサロンへ。
そこで韓国伝統のサウナ「汗蒸幕」というものを体験。
この「汗蒸幕」、ヨモギを焚いた温室の中に麻袋を頭から被るというサウナで、確かに普通のサウナよりも汗がどんどんと出る。結構気持ち良いかも。
「汗蒸幕」を楽しんだ後はアカスリ初体験。男性スタッフの指示に従って体中をゴシゴシ。アカスリ後は確かに体がサッパリした気になる。
入浴後は通訳さんに勧められるがままに高麗人参・生ジュースを飲むことに。これがまた結構しんどい。もともと飲みづらい高麗人参をすりおろし、牛乳とリンゴとはちみつを混ぜて飲みやすくしたもの。
確かに飲みやすくはなったものの、ビールのジョッキになみなみ注がれたので、コップ半分くらいでほぼギブアップ状態。でもさすがに飲み干さなければと15分くらいかけてチビチビ飲み干したのであった。
息が高麗人参くさくなったところでようやく取材陣と合流。フライトの時間まで少し時間があるので、ソウル一の歓楽地である「明洞」(ミョンドン)へ行くことに。
車を停め、歓楽街を歩くと、いたるところで日本語が聞こえてくる。どうやら日本人観光客が集まるスポットらしい。
そして至るところにIKKOさんの等身大パネルが! 「日本No.1メイクアップアーティストおすすめの店!」ばかり。そしてその店内は日本人だらけ。なんだかなぁ。
その「明洞」にはナイキショップやらCDショップやらブランドショップやらが立ち並び、今や日本には無きダンキンドーナツなどもあって、普通に楽しめそうな感じ。でも今回は自由時間が20分だったので、結局何も買わぬまま後にした。
ちなみに今回の韓国旅行で唯一撮った写真が、これ。
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単純に「明洞」の町並みを撮ったもので、正直写真で見る限りは都内のどこかと変わらないのが切ない。
あっという間の取材旅行、早くも帰りのフライトの時間。両替した10万ウォンは結局まったく使わぬまま。このまま日本円に再度両替しても為替ルートの関係でほぼ半分になってしまうため、何とか使い切りたいところ。
空港内の売店で会社へのお土産などを購入。“10万”ウォンも持っているとなんだかお金持ちのような気がしてくるけれど、お土産の石鹸などが数万ウォンするので、なんだか変な感じ。こんな感覚も海外ならでは?
最後に通訳さんと先方の社長さんに夕食をご馳走に。空港の軽食コーナーで冷麺をいただく。
しかしこの軽食コーナーがまたひどかった。何がって、エセ日本語が。
「ビビンバ」を「ヒピソパ」と書かれていて、思わず「一文字も当たってね~し!」と突っ込みたくなった。
軽食コーナーではWBCアジア予選の韓国の試合が流れていて、みな真剣に観戦していたのが印象的だった。まさかこの後日本と何度も死闘を繰り広げるとは、その時は夢にも思わなかったが。
夕食後、「ありがとう!また会いましょう!」という言葉と共に、お二人からお土産をいただく。中を見るとキムチと韓国海苔。ベタなお土産だけれど、ベタ過ぎて種類が多く何を選んでいいのか困っていたので嬉しいお土産である。
お二人、とくに通訳さんには本当にお世話になったなぁと思う。しょっぱなから「胡散臭い」なんて感想を抱いたなんて、本人に言えやしない。何せ副社長だったし。
とここで終われば感動的な良い取材旅行だった、と言えるのだけれど。
最後にオチが。
見送る二人に手を振り、二人が見えなくなったところで税関を通ろうとすると、「あ、これキムチですね。キムチは持ち込めませんよ」と通告が。
結局、空港の手荷物カウンターまで戻り、キムチだけ別で預けることに・・・。そしてそのカウンター係りの男性に、「あぁ、キムチですね」ってにやっとされたときにはなんとも脱力感が・・・。
そんなこんなの日帰り韓国取材旅行。帰宅できたのは既に日付が変わっていたけれど、お土産に貰ったキムチを見ながら「なんだかんだ韓国、キムチ良かったなぁ」なんて感想を抱いたのでした。
おあとがよろしいようで・・・。

一年ぶりにこんばんわ。

ブログのブの字も思い出さなくなってから早くも一年弱。
その間、色々ありました。
特に仕事では今まで経験できなかったことを色々と。
雑誌の編集長の仕事もできたし、数億円規模の自社プロモーションの運用もできたし、通販メルマガを一年間書き続けたり、営業として大型案件を受注から運用までしたり・・・。
私生活は順調で、今まで以上に夫婦仲は良く、共通の趣味にお酒だけでなく熱帯魚が正式に加わり、水槽二つで毎日甲斐甲斐しく世話をする日々。
周りの友人たちはというと、結婚式のラッシュで山形⇒沖縄⇒千葉と毎月飛び回ったり。
それに合わせて山形&宮城の東北旅行や、沖縄の離島巡り第二弾(久米島、古宇利島、海中道路)を楽しんだり。
そんなこんなのいい一年でした。
4月になり、前の会社から部署の3人でプロモーション関連の分社独立。
事務所探しから始まった今回の会社設立は、これまた良い経験になりそう。
まだ事務所には机すら揃っていない現状だけれど、本当の意味でゼロからの会社に参加できるというのも人生の刺激ですな。
あと二週間くらいは落ち着かないだろうけれど、今しか味わえない日々を十分に楽しみたいと思う。
というわけで、新年度&新会社ということをきっかけに変えて、一年ぶりにシーサーナイトフィーバー、復活します!
でわでわ今後とも乞うご期待!

寝違えをしてメルマガを書き利き酒をする

3日間のみの平日だった今週。
いきなり休みボケならぬ「寝違え」で苦しむことに。
水曜日、連休があっという間に終わったことを残念がりながら早朝に起きると、なんだか首に違和感が。
というか起きてみると、何故かちょうど枕と枕が重なってダブルの高さになっている部分に寝ていたことに気付く。
んでシャワーを浴びて出勤前の自宅仕事をやっているうちにどんどん痛くなってきて、出勤時には痛みはMAXに。
結局この日は一日中、正真正銘の「首が回らない」状態に苦しめられることに。
いやあ「首が回らない」って、本当に辛い。運良く外出が無かったこともあり、一日中自分のデスクで何とか過ごせました。
ちなみにネット上では「寝違えに効く」というストレッチが載っていたりしたので、ドキドキしながら試してみたけれど、今回の寝違えには残念ながら効かず。
もし次回またなってしまったら再度試してみたいと思う。
というか寝違えなんて何年ぶりなんだろう? ここまで酷いのは生まれて初めてかもしれない。それくらい今回は痛かった。
皆様も寝相にはくれぐれもご注意を。 (寝違えの原因の多くは腕の圧迫らしいです)
そしてこれまたあっという間の週末。最近の恒例として、会社の通販サイトのメルマガを発行している。
いつもは自分のアドレス宛にはテスト送信しか送らないのだけれど、今日は珍しく本送信も送ってみた。
すると、何故だか受信ボックスに入ってこない。
おかしいなぁと思いながらもしやと思って「迷惑メール」ボックスを開いてみると、自分で書いたメールマガジンが未開封で入っていた。
いやあ、ちょっとショック。
頑張って書いても、自動で迷惑メールフィルタに引っかかってしまうんだなあ。
(ちなみにYahoo!メールを使用)
その夜、自宅でライトな利き酒を試してみた。
あっという間に自宅の焼酎は20本を越えた(とは言え貰い物も多いのだけれど)ので、そろそろちゃんとした味覚(舌)を磨こうと思い立ったのだ。
焼酎お湯割りの通な飲み方として、70℃くらいまで冷ましたお湯を先にグラスに注いで、その後にゆっくりと焼酎を注ぐ、という鉄則がある。
そうすることで焼酎の成分をお湯で壊さず、かつ熱の対流でかき混ぜることなくうまく水と焼酎は合わさってまろやかになるらしい。
その知識を得てからこの方法で飲んでいて、確かに美味しくなったような気になっていたのだけれど、果たして本当にそうなのか?というのを試すことにした。
そのことをうちの妻(自称・金麦妻)に話すと面白がって協力してくれたので、見えないところで同じグラスに同じ割合でお湯割りを作ってもらう。
もちろん、片方は焼酎を先に、もう片方はお湯を先に。
それを飲んで、美味しいと思う方を当てられれば、第一回の利き酒は成功となる。
手持ちの中から選んだ銘柄は「伊佐大泉」。手に入りやすいものの、その円やかな甘みと芋の香りで人気の高い焼酎だ。伊佐大泉のお湯割りならば、香りの面でも味の広がりの面でも文句なしだ。
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早速、利き酒スタート。
まずは香りをかいでみる。
左のグラスから先にかいでみると、非常にふくらみのある芋の香りがする。美味しそうだ。
次に右のグラス。間髪空けずにかいだからか、幾分香りが薄い。
いったん深呼吸をして再度試してみる。次は右から左へ。やはり左がより香る気がする。
いかん、これは先入観じゃないか。このまま味をしても左が美味しく感じるに決まっている。
そんな葛藤を心にしまいこんで味見。
まずは左。というかこの時点で左を選んでしまったのがまずかったのでは?
左が味も深い気がする。右は若干甘みが足りない。
ということは左が正解か? 味も香りも左が勝っている。
でも本当にそれが正解なのか? 何度も飲み比べてみるとよくわからなくなってきた。
左が味が濃いが、飲んだ後に若干の辛味を感じる気がしてきた。
ということは右が正解なのか?
といって考えがぐるぐるめぐり始める。結局何がなんだかわからなくなる。味も香りも強いのは左。でもそれはイコール美味しいなのか?
散々迷った挙句、「左の方が味が濃い。でも右が正解な気がする」と回答。
そして正解は、左。
やっぱり自分の直感は正しかったのだ。
初っ端の香りから違いが分かったような気がしてしまい、それで逆に気構えてしまったことが敗因だろうか。
こっちじゃないか、と直感では思っても、つい深読みしたつもりになって逆を選ぶ・・・。日常生活でもありそうだ。これは人生の教訓として受け取っておこう。
というわけで第一回の利き酒は大失敗となった。
これに懲りずに舌を鍛えて、少しは味の分かる焼酎ファンになりたいものだ。
予断だけれど、もっぱらのビール党で焼酎苦手な妻は「どっちも同じ味にしか思えん」と回答。ま、色々な料理に激辛ハバネロソースを入れるくらいだから、夫婦揃って味オンチなのかもしれない。
ちなみに今晩の夕食はお義母さんからお土産にいただいた「点天」の一口餃子。まずはビールと合わせて満足して、次に「焼酎に合わせよう!」と思って米焼酎「武者返し」を試してみたものの、あまり合わなかった。
武者返しはフルーティーでまるで日本酒のような味わいなので、確かに油っこい餃子には合わないなぁと思った次第。
油っこいのには芋か泡盛かなぁ? ま、餃子はやっぱりビールなんだけどね。

連休は自宅でのんびり

今回の公演は無事に終わった。無事に、という表現が正しいかどうかは別として、一応終わった。
見に来てくれた方に感謝。
とは言え、自分自身の脚本も結果的にはイマイチで、色々と考えさせられたことは事実。次回リベンジしたい。
早くも今年のゴールデンウィークも終わりかけている。
今年は何の予定も立てていなかったので、残り一日となった今日現在、ほとんど遠出していない。というか電車にほとんど乗っていない。
去年は宇都宮と佐野を満喫したことも、今となっては良い思い出だ。
とは言え、自宅でうじうじと過ごしているわけでなく、それなりに楽しんでいることは確か。電車に乗らなくても近所を散歩するだけで楽しめる今の環境に感謝すべきかもしれない。
まだこの呼び方に馴染みの無い昭和の日は、家から一駅電車に乗って久しぶりに中野へお買い物。とはいってもお決まりのまんだらけには行かずに100円ショップ巡り。中野にはなかなか大きいショップが二軒あるのだ。
そこで生活雑貨などを購入してパスタ屋でお昼を食べて帰宅。夜は家で焼酎を飲みながらだらだらと。
そんで5月3日からの4連休。3日はこれまた近所でお買い物。お昼は八重山そばの専門店でそばと石垣牛ハンバーグのセットを食す。麺の太さなどを見てもちゃんと「八重山そば」になっていて味も美味しい。すぐ近所にこんな店があるのも嬉しいところ。
久々にゲームでもやりたいなぁと思って近所のゲオに行き、今更ながら「キングダムハーツ」をやりたいと購入を決めるも品切れ。とは言え決意が鈍ることなく駅の反対側にあるもう一軒のゲオへ。そこでは売ってはいたものの割高感があって購入断念。
しかしここで諦めてはせっかくの連休が台無しとばかりに、散歩がてら中野まで歩くことに。
早稲田通りを中野方面に歩くのはかなり久し振りだったので、周りのお店などが気になりキョロキョロしながら歩く。中野駅が近づいてきたところでゲーム屋を発見。そこでかなり安くキングダムハーツが売られていて無事に購入できた。
そして帰りがけ。行きに気になっていた酒屋を覗いてみると驚きの品揃え!
あるわあるわ、数え切れぬくらいに海外ビールが並んでいる。ネットでもなかなか見かけないくらい豊富な種類で、ビール好きの我々は大喜びで物色。
良く見てみると、値段もネットで買うより安いのがほとんどで、送料を考えるとだいぶお得。これは思いがけず良い店を見つけたものだ。
焼酎もビールも、近所に名店があって素晴らしい!の一言。暫くはこの地で住みたい、と心から思った。
昨日は中学時代の友人であるSくん(名前出していいかわからないのでとりあえずイニシャルで)が遊びに来た。彼は5年間鹿児島で青春時代を過ごしていたので、飲むものといえばやはり芋!芋焼酎を二人で飲んで楽しんだ。
彼もフリーペーパー(エンジニア向け)を作っているのでその話をしつつ、色々な銘柄の芋をいただく。まさに至福の時。また次回が楽しみだ。
そんで今日は一日洗濯とゲーム。キングダムハーツ、面白い。最初は面倒だったグミシップもはまり出して、今じゃストーリーが進むたびに手に入るグミパーツが楽しみでしょうがない。
ディズニーキャラとFFキャラの競演、見事です。
といった形でインドアな感じの今年の連休。明日は品川水族館あたりにほんの少し遠出する予定。
ちなみに・・・
チャンピオンズリーグではリバプールが準決勝で敗退して悔しがるものの、FC東京は調子良いし、そしてなんと言っても朗報は、超プレミア焼酎である森伊蔵の抽選に当たったこと。市場価格数万円の味を楽しむことができるその日が楽しみだ。
そんなこんなの連休、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

出張と受賞記念パーティー

一昨日は自宅を朝5時半に出て、6時過ぎの新幹線で大阪へ。こんな時間でも結構乗客が居てびっくり。
9時過ぎに新大阪へ着き、のんびりする暇も無くすぐにアポへ。この日は10時と11時にそれぞれアポが入っているので気が抜けない。
10時アポを終え肥後橋から谷町四丁目へ。そして11時アポを終えた後は会社の大阪事務所がある天満橋まで歩き、事務所で打ち合わせとメールチェックをしてようやく一息。
事務所の地下にある飲食店街で昼食を終え、次は14時40分の新幹線で浜松へ行かなければならないので、ほとんど自分の時間は無いのだけれど、その合間を縫って高島屋大阪店へ。実はこの日(毎月1日~10日)まで全国の高島屋各店舗では、限定焼酎の抽選申し込みが出来るのだ。
というわけで着いたらすぐに申し込みをして新大阪へ。今回の大阪の思い出はほとんどないけれど、この抽選で万が一にも当選していたら、一転して薔薇色の思い出に変わるんだけど。
新幹線で浜松駅に到着。浜松で降りるのは初めてだけれど、なかなか大きくてキレイな街だ。
その後も強行スケジュールは相変わらずで、浜松からすぐに磐田に移動して、通販の委託先業者の下見と打ち合わせを行い、そしてそれが終わればまた浜松に戻ってもう一つの委託会社と打ち合わせ。
全て終わった後は既に19時を回る頃で、これまた浜松の思い出も無く帰るのかと落胆しかけたところで、「浜松土産を持ち帰って貰わないと申し訳ない!」という先方のご厚意で、うなぎパイと鰻弁を貰って、少しは浜松を楽しめたかなぁと。
今度は私用で浜松に行ってみたいものだ。
そして昨日。うちのばあちゃんのお兄さんが今年度の吉川英治文化賞を受賞したので、その受賞パーティーに20時から参加してきた。
パーティーには我々親戚が数人と、あとは八重山時代のおじさんの教え子や友人、八重山の著名人で関東在住の人々が集まった。
そんな中、親戚のおじさんやはとこと共にお酒を飲んでいたのだけれど、うちのじいちゃんの幼馴染のおじいさん(八重山文化研究会の会長らしい)などもいらっしゃっていて、素性を話すと「あぁ、君のおじいちゃんとは昔から仲良くてねぇ、こんな時で無いと会えないから、今日は会えて嬉しいよ」といって喜んでくれた。
いくら社会人として経験を積むとは言え、仕事で出席するパーティーとはまた違った形で気を遣うので、まだまだ慣れずに気疲れしてしまうのだけれど、そのうち年を重ねて場数を踏むと、こんなパーティーにも慣れていくのだろうかと考えさせられてしまった。
ちなみに受賞作は「八重山方言辞典」。うちにも一冊あるけれど、ためになる本なので、言語学や方言に興味のある人は是非手にとってみて下さい。
まぁ沖縄以外ではなかなか本屋でお目に掛からないけれど。

本格焼酎ルネッサンス

最近、仕事で関わることがある関係で、焼酎にはまっております。
焼酎といえば、昨今の焼酎ブームでプレミア化していて、定価の十倍以上で取引されることも稀ではなく、その代表格とも言える3M(森伊蔵、魔王、村尾)は元より、その他美味しいとされる様々な焼酎が品薄になり、ブローカーの餌食となってプレミア価格となってしまっている状態。
ようやくブームが落ち着いてきたとはいえ、まだまだ正常な状態は程遠いと言えるのではないだろうか。
まぁ、ヤフオクなんかでプレミア価格でならすぐに手に入るものの、そうして手に入れるのはどうにも本質と違う気がしてそこまではしないのだけれど、それでも色々なところで行われる抽選販売には応募しまくって、少しでも可能性があれば定価での購入を目指し勤しむ毎日。
ちなみに、初めて手に入れた有名焼酎は元祖・プレミア焼酎の「伊佐美」。鹿児島の酒店で定価で購入したのだけれど、伊佐美が到着する日は家でドキドキしながら待っていて、到着後にお湯割りにして口にするときもまたドキドキ。
果たして、その伊佐美お湯割りの味は、元祖プレミアの名にふさわしいもので、今まで飲んできた芋焼酎(それほど飲んでいないのだけれど)の中では別格の美味しさだった。
そうこうしているうちに完全にはまり、夜な夜なネットの焼酎紹介サイトやブログで情報を漁っては、美味しい焼酎に関する情報や豆知識を蓄積し、舌が肥えるよりも先に頭でっかちになってしまった。
これは正直に言って、自分自身の性格というか、凝り性という面を現しているように自分でも思う。
そんな中、舌を肥やす絶好の機会と言える本格焼酎が試飲できるイベントが都内で行われ、そのイベントに焼酎好きの上司と共に参加してきた。
実は、焼酎のファンサイトなどを巡るようになってから知ったのだけれど、うちから歩いて15分くらいのところに、有名焼酎を扱っている店として都内では超有名な通称「上高田」という酒店があることが判明し、通ってみようとサイトを見たりしている中で、その店舗が企画している今回のイベントを知ったのであった。
当日、13時から駒場エミナースで開催されたそのイベントは、遠く九州から30近い蔵元が参加され、それぞれのブースで自前の焼酎を振舞っていた。
こういう時だからこそ味わえる焼酎を優先で飲まねば!ということで、最初から飛ばしてブースを回る。
回りも焼酎マニアはもとより飲食関係者や報道関係者など200人くらいが思い思いのブースへ赴き蔵元さんと焼酎談義に花を咲かせている。
そんな中我々は、麦焼酎の二代巨頭といわれる百年の孤独と兼八(&兼八原酒)を味わい、芋の名品なかむらを飲み、球磨焼酎(米焼酎)の寿福酒造さんでは球磨焼酎唯一の女性杜氏さん(会場では杜氏さんとは知らず、売り子のおばさんかと思ってました、失礼)から直接米焼酎「武者返し」を直燗でいただいたり、他にもたらふく飲んで至福の時を過ごすことができた。
よく見ると参加者はみんな幸せそう。そういう場に居合わせることができただけでも、来て良かったなあと思った次第。
というわけで、以下は備忘録も兼ねた当日飲んだ銘柄一覧
【芋焼酎】
・宝山綾紫
・宝山白豊
・富乃宝山
・池の鶴
・やきいも黒瀬
・うすにごり
・ひとり歩き
・佐藤黒
・黒白波
・宵の灯
・枕崎
・不二才
・なかむら
・熟柿
・黄色い椿
・なかまた
・養老伝説
・ばらの贈りもの
・かめつぼ仕込み
・帥
【麦焼酎】
・百年の孤独
・兼八
・兼八原酒
・ちんぐ
・寿福絹子
・黒さそり
【米焼酎】
・武者返し
・豊永蔵
【その他】
・春雨ラメ30度(泡盛)
・龍宮(黒糖焼酎)
・朝日(黒糖焼酎)
・陽出る國の銘酒(黒糖焼酎)
・角玉梅酒
・刀梅酒
こうやって一覧にすると、当日どれだけ飲んだんだ!と突っ込みたくなるけれど、もちろん各銘柄を居酒屋で飲むようにしっかり飲んだのではなく、入場時に配られたお猪口で少量を飲む比べる形で楽しんだ。けれど帰るときにはだいぶ酔っ払っていたことは確か。
とりあえず色んな銘柄を飲むことが出来て思ったのは、「飲んだ酒は全部うまい!」というのが一つ。まぁ今回参加の蔵元選定の段階で企画者のフィルターを通っているわけで、そのフィルターが確かだったということなのだと思うけれど。
そんでもって、巷で有名の銘柄、得てしてプレミア焼酎だったりと言われている銘柄は、やはり格段に旨い。本当に旨い。とは言えやっぱりプレミア価格で買うのは違うと思う。
プレミア焼酎を自宅で楽しむ際には、その銘柄が持つ最上の美味しさに、定価でゲットできたというコレクター的な喜びと満足感が合わさり、至福で格別の時間になるのだなぁと思ったのであった。
というわけで、今後も焼酎探しの旅は続いていくでしょう!